日本やアメリカの国鳥を知っていますか?面白い歴史や姿を持つ、世界の国鳥8種をご紹介

さて、突然ですが問題です。

日本の「国鳥」に指定されている鳥の名前はなんでしょうか?

国鳥とはその国を代表・象徴する鳥のことで、多くの国ではその国に生息していることはもちろん、歴史や文化的にその国と縁が深い鳥が選ばれることが多い傾向にあるようです。この記事では先ほどの問題の答えに加え、各国の国鳥とその生態やその鳥ならではの面白い生態などを紹介していきます。


 

日本の国鳥[キジ]

さて、まずは冒頭の問題の答えを発表します。日本の国鳥は……「キジ」(漢字では雉)です、正解できましたか?

キジは「桃太郎」や「キジも鳴かずば」などの昔話にも登場する馴染みの深い野鳥ですが、“日本の国鳥がキジだと知らなかった!”という人も多いのではないでしょうか。実際に日本の国旗に近い色合いでなんとも優雅な姿の「タンチョウ」や、国の特別天然記念物で何かとニュースになる「トキ」が国鳥だと思っている人も多いようです。

そんなキジが国鳥に選ばれたのは1947年(昭和22年)3月22日のことで、鳥類に関する学術学会である“日本鳥学会”によって選定されました。キジは「日本の固有種で1年中日本にいる留鳥であること」、「古くから古事記や日本書紀、民話や童謡に登場していること」、「食用や狩猟対象としても身近な存在であること」、「オスは勇敢でメスは母性愛が強いこと」などの理由から、日本を代表・象徴する国鳥に選ばれたそうです。


キジ

 

アメリカの国鳥[ハクトウワシ]

次に紹介するのは、アメリカの国鳥である「ハクトウワシ」(英語ではBald eagle)です。

ハクトウワシは名前の通り頭が白く、翼を広げると2mをこえる大型のワシです。主に北アメリカに生息していて、古くからアメリカの先住民に神聖な鳥として崇められてきました。アメリカの国章やパスポート、紙幣にも描かれているため、アメリカの国鳥がハクトウワシだと知っている人も多いかもしれません。

そんなハクトウワシがアメリカの国鳥に選ばれたのは、なんと1782年のことなんだとか。ハクトウワシは世界初の国鳥としてアメリカ議会で選定され、以降“強さ・勇気・自由・不死”のシンボルとして、アメリカを代表・象徴する存在となったそうです。


ハクトウワシ

 

フランスの国鳥[ニワトリ]

お次はフランスの国鳥である、「ニワトリ」(フランス語ではCoq)についてみて行きましょう。

ニワトリは東南アジアに生息する「セキショクヤケイ」を祖先とする家禽(かきん)で、世界各国で飼育されています。肉や卵を生産してくれるニワトリは、私たちの生活に欠かせない動物といっても過言ではないでしょう。そんなニワトリ、中でも立派なトサカを持つ雄鶏は古くからフランスの象徴としてさまざまな物に描かれてきました。

フランスにおいてニワトリが国鳥(象徴)とされている理由の1つは、フランス人の祖先である「ガリア人」と「雄鶏」をラテン語で表記すると、ともに「Gallus」になることだといわれています。フランスではニワトリが抵抗と勇気のシンボルとされ、サッカーフランス代表のエンブレムやユニフォームにもニワトリが描かれています。ただしニワトリはフランスの象徴ではありますが、法的に国鳥だと定められてはいないようです。


ニワトリ

 

チリの国鳥[コンドル]

頭に羽がなく、翼を広げると3m以上になる大型の猛禽類「コンドル(アンデスコンドル)」(スペイン語ではCóndor)はチリの国鳥です。

コンドルは南アメリカのアンデス山脈に生息し、野生では50年以上、飼育下では70年ほど生きる、非常に長い寿命を持つ鳥です。動物の死体を主食としている“腐肉食”の動物で、生息地では掃除屋の役目を果たしています。ちなみにコンドルの頭には羽毛が生えていませんが、これは死体に頭を突っ込んで食べる習性に適応した結果だと考えられています。というのも頭に羽毛が生えていないおかげで血や肉が付着して不衛生になることがなく、さらに紫外線で皮膚の殺菌ができるのだそうです。

そんなコンドルは神聖な動物とされていて、南アメリカの神話に数多く登場し、チリの国章にもその姿が描かれています。「コンドルは飛んで行く」という曲でその名前を耳にするほか、国内の動物園でも飼育されているため、一度は名前を聞いたことがある・姿を見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。


コンドル

 

モーリシャスの国鳥[ドードー]

ここまでは知っている人が多そうな鳥を紹介してきましたが、次からはちょっぴり珍しい鳥たちを紹介していきます。ちょっぴり珍しい鳥のトップバッターは、モーリシャスの国鳥である「ドードー」(フランス語・英語ではdodo)です。

ドードーはかつてモーリシャス島に生息していましたが、17世紀頃には絶滅してしまった鳥です。ドードーは丸々と太っていて動きが鈍く、空を飛ぶことができませんでした。そのため人間に食用として乱獲され、さらに人間と一緒に島にきたイヌやブタ、ネズミに卵を食べられてしまい発見から60年足らずで絶滅してしまったと考えられています。

そんなドードーはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」に登場するため、名前を知っている人も多いかもしれません。なんとも特徴的な見た目をしたドードーですが、既に存在しない鳥を国のシンボルとしているのは何だか面白いですよね。


ドードー

 

グアテマラの国鳥[ケツァール]

次に紹介するのは、グアテマラの国鳥である「ケツァール」(スペイン語ではQuetzal)です。

ケツァールは青緑から赤色の美しい羽とつぶらな瞳、そして長い尾羽が特徴の野鳥です。少し言いづらいその名前には“大きく輝いた尾羽”という意味があるそうで、和名では「カザリキヌバネドリ」と呼ばれます。

そんなケツァールは古代アステカでは農耕神ケツァルコアトルの使いである、神聖な生き物とされていたそうです。その名前はグアテマラの通貨単位「ケツァル」の元になっていて、手塚治虫の漫画「火の鳥」のモデルにもなったといわれています


ケツァール

 

メキシコの国鳥[カラカラ]

メキシコの国鳥は猛禽類の1種、「カラカラ(カンムリカラカラ)」(スペイン語ではCaracara)です。

カラカラは南北アメリカ大陸に生息するハヤブサの仲間で、「カラカラ」と鳴くことから名付けられたといわれています。ハヤブサの仲間でありながら空中で狩りをすることはちょっぴり苦手で、自分で狩りをするよりも動物の死体や昆虫、は虫類などを探して食べることが多いようです。また鳥類にしては脚が長く、地上を走ることが得意という少し変わった生態を持っています。

なおメキシコの国旗の中央にはヘビをくわえたワシが描かれていますが、これは「ヘビをくわえたワシがサボテンにとまる場所に都を築け」というアステカの神話に由来したデザインなのだそうです。


カラカラ

 

ニュージーランドの国鳥[キーウィ]

最後に紹介するのは、ニュージーランドの国鳥「キーウィ」(英語・マオリ語ではKiwi)です。

キーウィはニュージーランドにだけ生息する飛べない鳥で、名前の由来は鳴き声なのだそうです。夜行性で視力は弱いものの嗅覚は鋭く、地面や倒木にくちばしを突っ込んでミミズや昆虫などを探して食べる習性があります。キーウィは見た目が特徴的ですが体の大きさに対して卵が非常に大きいという特徴もあり、なんと体重の20%くらいの重さの卵を産むそうです。ちなみに果物のキウイフルーツは、鳥のキーウィがその名前の由来となっています。

そんなキーウィはニュージーランドでは非常に国民的な鳥で、ニュージーランド人の愛称が「キーウィ」であるほか、その姿はニュージーランド空軍のロゴや1ドル硬貨にも描かれています。またオスが卵を温めて子育てをする習性があるため、ニュージーランドでは家事や育児に協力的な男性を「キウイ・ハズバンド」と呼ぶそうです。


キーウィ

 

まとめ

今回は世界各地の国鳥に注目して8種類の鳥を選び、それぞれの鳥たちの生態や特徴についてお話しさせていただきました。

日頃国鳥について考える機会はなかなかないものですが、実際に調べてみるとその国の歴史や鳥の生態がわかって面白いですよね。

もしこの記事を読んで国鳥に興味を持った方がいらっしゃいましたら、ぜひ他の国の国鳥についても調べてみてください。そして面白い背景や歴史を持った国鳥を見つけたら、ぜひコメントで教えてくださいね。

参考資料:水野 久美(2017).世界の国鳥 (nomado books) 青幻舎



 

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